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「真心水産」の早田さんが来られました

上県町鹿見(ししみ)で、鮮魚(ブリ、サザエなど)や干物類(アカムツの一夜干し、アカムツの刺身(皮あぶり)など)の製造販売をされている、「真心水産」の代表者、早田真路さんがお見えになりました。

早田さんは、約1000人あまりの顧客を抱え、お中元時期と年末はとてもお忙しくされています。販路を拡げたい、コンスタンスな経営をしたいというお考えから、約5年前から自社WEBサイトを使った通販を開始し、今年3月からは「九州のムラ市場」へ商品を卸しています。(今回は、「九州のムラ市場」の打ち合わせの帰りに事務所にお立ち寄りくださいました)。また、長崎大学水産学部で行われている社会人向けの講義「サイバネスティックプロジェクト」にも参加し、対馬の水産製品の販売戦略などについて学ばれています。

お話しを伺っていて、フットワークの良さと、チャレンジし続けておられる姿勢がとても心強く感じました。そして、お力添えできることはさせていただきたいと思いました。さっそく、「ブログを書いてください!サポートしますから!」としゃしゃり出て、軽くレクチャーをさせていただきました。一次産業に関わる人のブログは全国を見渡してみてもまだまだ稀で、ネタ自体にパワーがあって面白いと思うし(文章や写真の技巧については二の次)、地道に続けていけばコツがつかめるし、必ず収益にも還元されると思っています。また、自社WEBサイトのリニューアルについても進言させていただきました。

早田さんの想いについては、海風舎の『島へ。http://www.kaifusha.com/』最新号(2009年7月号、780円)の「島を、元気にしたい!だから考えます、まじめなこと。」(68ページ~69ページ)で紹介されています。(写真と文は早田さん提供)。その一部を抜粋させていただきます。読み応えのある記事ですので、ぜひ書店でお求めになってご覧ください。

おぼつかなくていい。自分たちの言葉で発言し合おう
未来の対馬のためにやるべきこと

私は対馬市上県町の鹿見で、水産加工業に従事している。夢は事業を成功させ、10~20人ほどの雇用を生み出すことだ。
数ある水産物のなかで、私が真剣に取り組んでいるのは、地元で水揚げされる「アカムツ」の流通と商品加工だ。アカムツは最近、高級魚「のどぐろ」としてテレビでもよく取り上げられている。実はこのアカムツの水揚げの第1位は長崎県なのだ。この機に乗じ、長崎や対馬はなぜ売り込まないのだろう。
アカムツはおいしい魚なのに、地元ではほとんど消費されていない。高い魚だから、そのほとんどが関東方面に行っているらしい。幻の魚でも何でもないのに、対馬の人でもアカムツがたくさん獲れることを知らない人が多いのではないかと思う。
いま自分にできるのは、仕入れた情報を自分だけにため込むのではなく、積極的に人に伝えることぐらいだ。それを聞いて役に立てる人いればOK。

真心水産 http://www.magokorosuisan.com/
〒815-1511対馬市上県町鹿見16
TEL/0920-85-1058・FAX/0920-85-0563

試食させていただいた、アカムツの一夜干し。
味、香り、とろとろっとした口当たり、たまりましぇんでした…。超ゼータクな干物…。
「真心水産」の早田さんが来られました_f0207669_17203461.jpg

by tsushimafukuoka | 2009-06-15 17:23 | あう