幽玄の美 ~対馬の蛍火 三態~

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 「博多駅で蛍が見られる!」という噂を聞きつけ、仕事帰りにJR博多シティの屋上へ行ってみました。ビルの屋上とは思えないほど緑に囲まれた「つばめの杜ひろば」は憩いのスペース。展望テラスからは福岡の街並みや博多湾を見渡す事が出来ます。蛍が生息出来る環境を人工的に再現した「ビオトープ」で幼虫から育てたゲンジボタルを、6月中旬頃まで見ることが出来る「ホタルの小庭」はネットで囲まれた空間。都会のオアシスといった風情です。
 でも、対馬の蛍の乱舞を知っている人にはちょっと物足りないのです!「対馬の蛍が見たい!」とウズウズしていたところに素敵な写真が届きました。
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 まずはゲンジボタル。本州、四国、九州に分布する日本固有種。1分間に23回ほど発光し、水がきれいな川に生息します。

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 続いてツシマヒメボタル。1分間に70回から80回ほどフラッシュのように明滅する光は非常に幻想的です。陸生のこの蛍は、世界でも対馬でのみ見ることができる蛍です。

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 最後はアキマドボタル。こちらは中国、朝鮮半島、対馬に分布していて、名前のとおり9月から10月にかけて川辺の草むらや畑に現れ、ゆっくりと明滅。赤い彼岸花と蛍。対馬らしい組み合わせです。

 日本系、大陸系、そして対馬固有の蛍が混生する独特の生態系を持つ対馬。蛍を見るならオススメの島です!(写真提供:厳原町在住の柳田さん)
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by tsushimafukuoka | 2012-06-07 16:45 | みる