「対馬学」から未来の日韓関係が見えてくる。

 第3回目の『「対馬学」への招待』を2月21日日曜日、アクロス福岡で開催、約70人の歴史ファンが集いました。講師にお招きしたのは写真家の仁位孝雄さん、県立長崎大学シーボルト校教授の徐賢燮(ソ ヒョンソプ)さんのおふたり。仁位さんは厳原町出身で元長崎県職員。対馬支庁長をつとめられ、現在は写真家として活躍。約20年前から朝鮮通信使をテーマに日韓両国の縁の地を撮り続け、2009年1月には両国の友好親善への貢献がみとめられ韓国外交通商部長官表彰を受章されています。また徐さんは福岡や横浜で総領事、駐ローマ法王庁大使もつとめられた元外交官で、1990年宮中晩餐会での盧泰愚(ノ テウ)大統領のスピーチの中で、対馬藩に仕えた雨森芳洲を取り上げ、当時日本の歴史からは忘れられた存在だった芳洲が大きく注目されるきっかけを作られた方です。

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       ↑仁位孝雄さん(写真家)

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       ↑徐 賢燮さん(長崎県立大学シーボルト校教授)
 
 今回のテーマである「日韓交流の歴史」を語るうえでこれ以上ない講師陣。仁位先生はこれまで各地で撮影された写真を交えて朝鮮通信使の足跡を紹介。徐先生はNHKの「クローズアップ現代」に出演された時のVTRをご持参いただき、江戸時代に先進的な国際感覚を持っていた雨森芳洲についてお話しいただきました。
 受講者からは「時間が非常に短く感じられた有意義な講演でした」という声を多くいただき、歴史のジャンルには根強いファンがいると実感。朝鮮通信使や雨森芳洲が果たした役割を大きなホールでもっとたくさんの方に聞いていただくこともできるのではないか。また「対馬学」を日本だけでなく韓国の方にも聞いていただくことにより、現代の日韓のパートナーシップ構築に寄与できるのではないか。お二人の講演を聞きながらそう考えました。
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by tsushimafukuoka | 2010-02-23 15:41 | しる